歴史的建造物の教育的保存活用のための寄付金
本学院創立100周年記念事業の一環として、国登録有形文化財の「本館校舎」をはじめとする歴史的建造物の教育的保存活用のための改修等の経費の一部に充当します。
当学院が小林の地に移転した1926年より、90年以上にわたって児童・生徒の成長を見守ってきたのが、 チェコ出身の近代モダニズム建築の代表的作家アントニン・レーモンドの設計による「本館」校舎です。1999年には国の登録有形文化財に指定され、国民的財産であることが認められました。
このほか本学院には、1965年に竹腰健造の設計によって建てられた「聖堂」や1930年に茶道建築家の武者小路千家三代木津宗詮の設計により建設された「茶室」などの歴史的建造物がよい形で保存活用されています。
これらの歴史的建造物は、児童・生徒の古き良きものを大切にする心を培いながら、小林聖心の人間教育を支える精神的土壌そのものとして親しまれてきました。
創立100周年と更なる未来を目指し、これらの建物を、新しい時代の教育を担うべき伝統的建造物として保存・活用できるようにと考え、2018年の春に立案した第1次改修10カ年計画に基づき、2018年夏から、主として本館校舎内のインフラ設備の改修に着手いたしました。
2020年度は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、スケジュールを含めた計画の見直しを迫られたところですが、今後とも、息の長い改修計画を着実に実施するためには、皆様からのご寄付は欠くことができません。各施設の教育的な保存と活用という未来に向けた寄付として、毎年度計画的なご支援について皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
本館校舎第一次10か年改修計画の概要
1. 基本コンセプト
「小林聖心アンチエイジング~伝統の中の新しさ~」
・・・時代の移り変わりの中で、決して古びない教育と建築を目指す
2. 改修計画の考え方
国の登録有形文化財として、文化財保護法上の保存要件を満たしながら、21世紀の教育環境としてもふさわしい空間づくりを目指します。
具体的には、次のような考え方により改修を進めます。
(1)A・レーモンド設計の国登録有形文化財としての建築的・歴史文化的価値を損なうことなく、創立者カトリック修道会の意図した学校建築としての歴史的遺産を継承しつつ、建築当時の最先端モダニズム建築の良さを可能な限り忠実に再現します。
(2)小中高一貫教育としての4-4-4制の教育効果を最大限高めるなど、新たな教育理念・教育課題など最先端の教育環境に対応し、かつこれからの100年間も適正かつ安全な維持管理を可能にするよう、教室や職員室等諸室の再配置とリニューアルを行うとともに、最新の技術を駆使したインフラ設備等の設備更新を行います。
(3)在校生の教育環境を可能なかぎり損なわないよう配慮するとともに、学院の財政負担を考慮し、夏休み期間等に工期を集約し、少しずつ長い期間をかけて改修を行います。
国の登録有形文化財として、文化財保護法上の保存要件を満たしながら、21世紀の教育環境としてもふさわしい空間づくりを目指します。
具体的には、次のような考え方により改修を進めます。
(1)A・レーモンド設計の国登録有形文化財としての建築的・歴史文化的価値を損なうことなく、創立者カトリック修道会の意図した学校建築としての歴史的遺産を継承しつつ、建築当時の最先端モダニズム建築の良さを可能な限り忠実に再現します。
(2)小中高一貫教育としての4-4-4制の教育効果を最大限高めるなど、新たな教育理念・教育課題など最先端の教育環境に対応し、かつこれからの100年間も適正かつ安全な維持管理を可能にするよう、教室や職員室等諸室の再配置とリニューアルを行うとともに、最新の技術を駆使したインフラ設備等の設備更新を行います。
(3)在校生の教育環境を可能なかぎり損なわないよう配慮するとともに、学院の財政負担を考慮し、夏休み期間等に工期を集約し、少しずつ長い期間をかけて改修を行います。
3. 改修計画
(1)施工年次 2018年~2027年の10年間
(2)計画概要
上記の10年間を次の3つのフェーズに分け、各年度の工事費、工期のバランスを図りながら進めます。ただし、フェーズ2、3については、2020年の工事中止に伴い、内容の見直しを検討しています。
フェーズ1:2018年~2019年
本館地下トレンチ内の電気・ガス・水道等インフラ設備の改修
職員室の移設、普通教室照明LED化、生徒用トイレ改修、南棟(旧修道院部分)等の整備
本館外壁改修と附帯設備の改修
募集金額等について
1.目標金額 | 5.7億円 (毎年度、概ね6千万円ずつ) |
2.募集期間 | 2017年~2026年度 (10年間) |
3.募集対象 | ご寄付の意思のある方すべての方々 |
・通学する児童生徒の保護者とご家族・ご親戚 | |
・卒業生とそのご家族、ご親戚 | |
・学院関係者、一般の方、法人・団体 | |
4.ご参考 | 上記の目標を目指し、個人お一人様当りの金額の目安として、以下のように、呼びかけております。 |
・保護者の皆様 毎年度一口5万円以上 | |
・同窓会の皆様 総額6800万円を目標に毎年度お一人様1口1万円以上 | |
・一般県民・市民の皆様 一口千円以上 |
申込み・払込み方法
下記の払込み方法からお選びください。クレジットカード・銀行振込・現金以外のご寄付については、個別に下記お問い合わせ先までご相談ください。
1. クレジットカードでの決済
Web申込画面へお進みください。(保護された外部サイトが開きます)
・ Web申込画面の指示に従ってお手続きください。
2. 各種金融機関(窓口・ATM・インターネットバンキング)からのお振込み
Web申込画面へお進みください。(保護された外部サイトが開きます)
3. 学院内での現金払込み(新型コロナインフルエンザ感染防止のため中止しています)
・ 事務室で受け付けております。
※開室時間等、恐れ入りますが事前にお電話等でお問い合わせの上ご来校ください。
法人(団体)の方へ
・お手数ですが、本校事務室へ、寄附申込書を請求してください。
・寄付金申込書と振込依頼書を郵送させて頂きます。
(お支払方法は銀行振込のみとなります)
税制上の優遇措置
小林聖心女子学院への寄付金は、税制上の優遇措置(寄付金控除)を受けることができます。
・所得税 ・住民税 ・相続税 ・法人税(全額損金への算入)
詳しくは、「税法上の優遇措置について」をご覧ください。
・所得税 ・住民税 ・相続税 ・法人税(全額損金への算入)
詳しくは、「税法上の優遇措置について」をご覧ください。
運営・管理について
「歴史的建造物の教育的保存活用のための寄付金」の募集推進組織は、保護者会幹事会及び小林聖心女子学院同窓会小林みこころ会となります。
募金に関わる事務を処理するための「募金事務局」を学校側に置きます。「募金事務局」が責任をもって寄付金の保管・管理・支払を行います。
尚、募集した寄付金は、学校会計内における銀行預金により管理いたします。
■ご寄付の状況(R6.9.30現在)
但し、
「歴史的建造物の教育的保存活用のための寄付」に浄財を寄せて頂きました方々に深く感謝申し上げます。
募金に関わる事務を処理するための「募金事務局」を学校側に置きます。「募金事務局」が責任をもって寄付金の保管・管理・支払を行います。
尚、募集した寄付金は、学校会計内における銀行預金により管理いたします。
■ご寄付の状況(R6.9.30現在)
個人 | 法人※ | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
件数 | 金額 | 件数 | 金額 | 件数 | 金額 | |
累計 | 4,764件 | 307,862,726円 | 34件 | 14,660,000円 | 4,798件 | 322,522,726円 |
1年目 (H29) |
804件 | 43,649,675円 | 2件 | 5,100,000円 | 806件 | 48,749,675円 |
2年目 (H30) |
627件 | 48,496,988円 | 5件 | 1,610,000円 | 632件 | 50,106,988円 |
3年目 (R1) |
540件 | 35,607,000円 | 6件 | 1,350,000円 | 546件 | 36,957,000円 |
4年目 (R2) |
808件 | 52,949,522円 | 0件 | 0円 | 808件 | 52,949,522円 |
5年目 (R3) |
712件 | 46,119,000円 | 10件 | 2,500,000円 | 722件 | 48,619,000円 |
6年目 (R4) |
576件 | 32,698,000円 | 2件 | 150,000円 | 578件 | 32,848,000円 |
7年目 (R5) |
568件 | 45,466,541円 | 9件 | 3,950,000円 | 577件 | 49,416,541円 |
8年目 (R6.4.1-9.30) |
129件 | 2,876,000円 | 0件 | 0円 | 129件 | 2,876,000円 |
未受給の受配者指定寄付金(法人) | 9件 | 3,450,000円 |
「歴史的建造物の教育的保存活用のための寄付」に浄財を寄せて頂きました方々に深く感謝申し上げます。
小林聖心女子学院 校長 棚瀬佐知子